こんにちは、じあです!
今回は意外と知られていない便利でマイナーな無料(!!)アプリ、「a-Shell」をご紹介したいと思います。
タイトルにもある通りTeXのコンパイルをはじめ、C言語やPythonも実行できます。
ぜひ最後までご覧ください!
なお今回はiPadを使用してご紹介していきます。
a-shell
まずはアプリをダウンロードしましょう。
TeXをコンパイルしてみる
アプリを開くと、ターミナル画面が開きます。
今回はローカルに「mkdir a-shell」で「a-shell」というフォルダを作成して、ここへ扱いたいファイルを入れることにします。
以下画像のように、mkdirするとiPad直下のフォルダに「a-Shell」(アプリアイコン付き)が追加され、その中にmkdirした「a-shell」が配置されます。
「cd」コマンドで扱いたいファイルがある階層まで移動します。
今回はTeXファイルをコンパイルするので、「lualatex test.tex」を実行します。
tex関連は初回使用時にダウンロードが必要になります。
[y/N]と聞かれたら「y」と返事しておきましょう。
すると…
texファイルと同じ階層にpdfが生成されました!!
なお、「view test.pdf」を実行するとa-shellアプリ内でpdfが開けます。
TeXファイルだけ持っていてpdfがないというシチュエーションはなかなかないかもしれませんが、いざというときにオフラインのiPadでTeXがコンパイルできるのは知っていると役立つかもしれません。
C言語のプログラムを実行
続いてC言語のプログラムを実行してみましょう。
先程と同様、扱いたいファイルがある階層まで「cd」で移動します。
続いて、「clang」コマンドでコンパイルします。
単にclangだと「a.out」が出力されますが、今回はwasmを経由してあげることにします。
今回使用したサンプルプログラムは10進数を与えると2進数での桁数を返してくれるものなので、上記画像のような出力が得られます。
Pythonを動かす
※「Carnets」というアプリでJupyter Notebookが動かせるため、Pythonに関してはそちらのアプリを推奨します。
これまでと同様、扱いたいファイルがある階層まで「cd」で移動します。
「python test.py」を実行することで、無事pythonも動かせました。
おまけ
なんとこのアプリ、vimが使えます。
「vim test.c」で、今回使用したファイルを開いてみました。
TeXやhtml、その他ソースコードを参照したいけどiPadしか手元にない…という場合、とても便利です。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
a-Shell、ぜひ一度使ってみてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!