iPadでTeXがコンパイルできるって知ってた?ついでにC言語やPythonも使える!

app-eye-001 アプリ紹介

こんにちは、じあです!

今回は意外と知られていない便利でマイナーな無料(!!)アプリ、「a-Shell」をご紹介したいと思います。

タイトルにもある通りTeXのコンパイルをはじめ、C言語やPythonも実行できます。

ぜひ最後までご覧ください!

なお今回はiPadを使用してご紹介していきます。

a-shell

まずはアプリをダウンロードしましょう。

‎a-Shell
‎a-Shell is a complete local terminal emulator, allowing to run most Unix commands on you iOS device. You can transfer f...

TeXをコンパイルしてみる

アプリを開くと、ターミナル画面が開きます。

おなじみの「ls」などのコマンドが使用できます。

今回はローカルに「mkdir a-shell」で「a-shell」というフォルダを作成して、ここへ扱いたいファイルを入れることにします。

以下画像のように、mkdirするとiPad直下のフォルダに「a-Shell」(アプリアイコン付き)が追加され、その中にmkdirした「a-shell」が配置されます。

「cd」コマンドで扱いたいファイルがある階層まで移動します。

今回はTeXファイルをコンパイルするので、「lualatex test.tex」を実行します。

じあ
じあ

tex関連は初回使用時にダウンロードが必要になります。

[y/N]と聞かれたら「y」と返事しておきましょう。

すると…

texファイルと同じ階層にpdfが生成されました!!

なお、「view test.pdf」を実行するとa-shellアプリ内でpdfが開けます。

TeXファイルだけ持っていてpdfがないというシチュエーションはなかなかないかもしれませんが、いざというときにオフラインのiPadでTeXがコンパイルできるのは知っていると役立つかもしれません。

C言語のプログラムを実行

続いてC言語のプログラムを実行してみましょう。

先程と同様、扱いたいファイルがある階層まで「cd」で移動します。

続いて、「clang」コマンドでコンパイルします。

単にclangだと「a.out」が出力されますが、今回はwasmを経由してあげることにします。

今回使用したサンプルプログラムは10進数を与えると2進数での桁数を返してくれるものなので、上記画像のような出力が得られます。

Pythonを動かす

※「Carnets」というアプリでJupyter Notebookが動かせるため、Pythonに関してはそちらのアプリを推奨します。

これまでと同様、扱いたいファイルがある階層まで「cd」で移動します。

「python test.py」を実行することで、無事pythonも動かせました。

おまけ

なんとこのアプリ、vimが使えます。

vim test.c」で、今回使用したファイルを開いてみました。

TeXやhtml、その他ソースコードを参照したいけどiPadしか手元にない…という場合、とても便利です。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

a-Shell、ぜひ一度使ってみてください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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