自作PC+iPadでノートPCは手放せるのか【Microsoft RemoteDesktop】

ipad-to-be-pc アプリ紹介

こんにちは、じあです。

今回は「自作PC+iPadでノートPCは手放せるのか」というお話をしていきます。

iPad自体でも十分作業ができる点、ノートとしての使用もメインである点からiPadをテーマにしていますが、VPN接続ができてリモートデスクトップが使えればどんなデバイスでも読み替えられると思います。(ネタバレ)

結論から申しますと、私の環境では十分にノートPCを手放すことができました。

Macbookも売り払って、iPadを新調したのでその記事はまたいつか。

Mac環境がどうしても必要になったらMac miniを導入する予定です。

ノートPCがきらい

ノートパソコンは好きですか?私は嫌いです。

AppleのMシリーズでだいぶ改善はしましたが、それでもパフォーマンスとバッテリー(すなわち作業時間)がトレードオフなのが本当にストレスです。

バッテリーが大容量ならそれはそれで重いでかいゴツい(ACアダプターも)ってことでほんとうにもう…。

そういう意味での心理的コスパは自作PCが最強だと思っているので、これが持ち運べたらなぁ…

ちなみに今までノートPCはSurface(Pro, Laptop), LaVie(もらいもの), Macbook Pro(intel)などを通ってきましたが、どれも不満でした。

で、自作PCは持ち運べるの?

持ち運べません(というかできたとしてもやりたくない)。

が、Microsoftが公式でリリースしているリモートデスクトップアプリをiPad+MagicKeyboardで使ってみることにしました。PC側がProエディションのWindowsなら無料で使えます。

‎Remote Desktop Mobile
‎Use Microsoft Remote Desktop for iOS to connect to Azure Virtual Desktop, Windows 365, admin-provided virtual apps and ...

ひとまず同一LAN内ならPC側のIPアドレス(192.168.x.xxx)を指定してあげれば特に問題なく接続できるはず。

私は自作PCを2階に設置しているのですが、これで1階でも作業できるようになりました。

ちなみに、回線速度にもよるかと思いますが、全くストレスなく作業できます。全く遅延がないとは言いませんが、キー入力もかなりスムーズです。この記事もこの環境で書いています。

外出先ではどうするの?

ここで挫折した方も多いと思います。リモートデスクトップの強敵。

有料アプリで解決できるようではありますが、これでサブスクはちょっと…。

私もしばらく困って、仕方なくMacBookを背負って生活してきたわけです。

で、最近ルーターを買い替えまして(tp-link)、全て解決しました。

tp-linkのルーターの一部機種(といっても主要なものは大体?)ではVPNサーバーが立てられたり、SSDを差して簡易NASを構成できたりします。

ってことで公式ドキュメントを参照しながらVPNサーバーを立てました。ついでに余ってたSSDをUSB接続して簡易NASも。

OpenVPNサーバー機能の利用に関して | TP-Link 日本
OpenVPNサーバー機能の利用に関して

上記ドキュメントに加えて、適宜検索して補ってください。そこまで面倒な設定はなかったはず。

VPNサーバーが立てられたら、もうゴールです。

iPadのVPN接続をオンにして、外出先からテザリングなり4G/5G回線なりで自宅にいる時と同じ手順で接続できます。

VPN周り以外は特に変更しなくてよかったはず。ついでに簡易NASにもアクセスできます。

「iPhoneによる4G回線のテザリング」という環境でしか試していませんが、流石にWi-Fi下には劣りますがちゃんと作業はできます。すごい。

よかった点・問題点など

まずほぼ唯一の問題点ですが、フリーWi-Fi下での使用は流石にこわいです。

ノートPCならフリーWi-Fiに接続しないという選択肢を取れますが、今回の方法ではネットワーク接続が必須となってしまいます。

もちろんお手持ちの回線で使えますが、通信容量の使いすぎは少し心配。

基本的な作業はiPadで行って、必要な時だけリモート接続、というのが現実的かなと思います(あたりまえですが)。

ちなみに、私はiPadはWi-Fiモデルを愛用していてiPhoneのテザリングと自動で接続するようにしているので、事実上セルラーモデルのようなものです。

iPad購入コストだけでなく、ランニングコスト的にもおすすめです。


続いてよかった点としては、まずノートPCを手放せたことですね。

私の生活習慣ではiPadは必ず手元にあるので単純に荷物を減らせました(それと少々のストレスも)。

また、この方法の場合基本的にiPadはディスプレイとしてしか機能しないので高性能なものが必要ないというのもポイントです。

iPad Pro 11 inch 2018あたりが今から買うなら最高のiPadなんじゃないかな、と思います。Magic Keyboardも中古ならそこそこの値段で買えるようになってきましたし。

おわりに

長らくお読みいただきありがとうございました。

同じチップになった関係でiPadでMacOSが走ればうんぬんといった話もありますが、比較的現実的なレベルでiPadを本当の意味でPCとして使うことは実現できました。

この記事に辿り着いてくれた方へぜひ参考になれば幸いです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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